2024年の小学校の全学期も10月末をもって終了しています。写真は、わたしたちのアマニスクールのPre-Primary 課程(日本でいうところの幼稚園課程)の子どもたちの修了式の模様。この修了式を経てこの子どもたちは、通常の小学校課程へと進級することになります。子どもたちが着ているガウンもマイケル校長先生の奥さまのローズ先生をはじめとする学校関係者の手による手作りのものになります。少しでも子どもたちが卒業式に晴れがましい気持ちで参加して、未来へと力強く歩んでいくように、とのマイケル校長先生、ローズ先生たちの願いが込められています。
最後の写真は、KPSEA(全国小学校課程達成度評価試験)を終えた6年生の子どもたちです。マイケル校長先生は言います。「新しい学生が導入されて、これまで8年生まで小学校にいれた子どもたちが6年生で卒業しなくてはいけなくなりました。新設されたジュニアセカンダリスクール(日本の中学)は学費も高く、進学できない子どもたちもたくさん出ています。まだ年端も行かない子どもたちなので、学校にも行けず、かといって行く当てもなく、コミュニティで時間を費やしている。これは大きな社会の損失につながなります。」そしてマイケル校長先生は、学校が休みに入った今、行くあてのない子どもたちに声をかけて、ジュニアセカンダリー課程の教育を行おうと試みています。みんな、貧困という大きな壁があっても、それでもなんとか道を作って前に進もうとしているのです。そんな人々が暮らすコロゴッチョがLBIの活動地になります。