昨年度からコロナのため延期となっていたコミュニティスクールの先生方を対象にした教員研修が、エンブ県のACEF様にて7月18日から23日まで実施されています。延期となっている間、ACEFの塩尻所長様の突然のご訃報もあり、みな大きなショックを受けておりましたが、何よりも大変な状況にあったACEF様が、この厳しい状況の中、塩尻所長様と決めたことだからと快く受け入れてくださったことに改めまして深く感謝申し上げます。今回は、人数の制限はあったものの、コロゴッチョのコミュニティスクール5校(Rehema, Rijah, Big pen, K.D.N そしてAmani Education Center)から、ボランティア教員の方たちが参加しています。
ACEF様の小学校はエンブ県のみならずケニア全体でもトップ校に数えられ、校長のカリユキ先生は日本で就学した経験もあり、教育カリキュラムに日本の良さも取り入れながら詰め込み一辺倒にはならない、生徒に考えさせる教育を実践なさっています。
これまで塩尻所長様により手渡されていた修了証は、GMに就任なされた佐藤さまの手から一人一人参加者の皆様に手渡されています。研修の終わりには、塩尻所長様が眠られているマキマの地に参加者皆でご挨拶にも訪れています。
32年間にわたって塩尻所長様がケニアで培ってきたものを、わたしたちもしっかりと受け継いで、より良い子どもたちの未来を守る教育をコミュニティで先生方と一緒に提供して参ります。
この厳しい状況の中、素晴らしい研修の機会をご提供くださったこと、本当にありがとうございます。まだまだ成長過程にある団体ですが、どうぞ引き続きご指導、よろしくお願い申し上げます。