稲田先生による8月の公衆衛生指導@コロゴッチョ

NPO法人イルファ―で20年以上HIVの啓発・ケア活動に取り組んでいらっしゃる稲田先生が、今月もCHWの指導のためにコロゴッチョに来てくださっています。
COVID-19自粛期間中に、女子学生の妊娠が大きな社会問題となっておりますが、ここコロゴッチョでは、ユース世代のHIV感染の拡大が懸念されています。実際、CHWの調査では、4割以上が新規感染をしており、早急な抑止と啓発のための活動が求められています。コロゴッチョでは、元々が感染率が高かったため、逆にHIVに慣れてしまっているのではという懸念もあります。どうしても目先のCOVID-19に意識が奪われ、生活のための収入手段が限られることからもCommercial sex workers の方たちの活動も活発になってしまっていますが、陽性者がそのようなことをしなくても生計が立てられるよう、バック製作への活動の参加を促すとともに、若年層への啓発と、服薬指導もしっかりと推進していきます。
稲田先生の力強い指導は、CHWの活動のエネルギーとなっています。厳しい状況の中でも、コミュニティの人々を忘れずに駆けつけてくださる稲田先生の献身性に、わたしたちも見習って続かなくてはなりません。本当にありがとうございました!