稲田先生によるHIV研修が開催されています!

LBIでは、2019年度は、現地で20年以上HIV治療に携わっているNPO法人イルファ―(https://inadaetal.wordpress.com/)の
稲田先生を講師にお迎えして、CHW(コミュニティ・ヘルスワーカーズ)やコミュニティスクールの先生方、そして女性グループを対象に、HIVに対して正しい知識を身につけ対処してもらうためのHIV研修を開催しています。
1月のテーマは、ケニアでも広く使用されている抗HIV薬(ARV)。ARVは、HIVに苦しむ人々の生活を劇的に改善させましたが、決して万能薬ではなく、また、定期的な服用も必要となってきます。残念ながら、アフリカ・ケニアでは、薬を処方されながらも定期的な服用をつい怠ってしまい、その結果、症状を悪化させてしまう方が非常に多いということで、適切な服用を習慣化することの大切さを稲田先生は力説しておられました。
研修を受けていて感じることは、HIVは怖い病気というイメージがありましたが、医学が進歩した今では、普通の風邪などと同じように、適切な治療を受けられれば、HIVとともに生きていくこともそれほど難しいことではないということ。国際機関等の支援のお陰で、ARVは、アフリカでも一般化し、かなり入手しやすくなっています。
コロゴッチョスラムでは、HIVは日常の中にある身近な病気です。参加者の方たちはメモを取りながら稲田先生による講義を熱心に聞いていました。
LBIは、CHWsを通じて、地域のHIV予防・治療にも積極的に取り組んでいきます。
稲田先生、お忙しいところ熱のこもった長時間の講義、本当にありがとうございました!!

講義の模様はこちらから⇒
https://youtu.be/NgbgH__Tqrw
https://youtu.be/5mJhIsMLuds