新しいLBI希望基金奨学生のマイケル君です。
マイケル君はご両親の記憶がありません。なぜなら、まだ赤ちゃんの時にコロゴッチョに置き去りにされた孤児だからです。コロゴッチョの優しいおばあちゃんに拾われ育ちましたが、そのおばあちゃんも2018年10月30日、ちょうどKCPE(ケニア小学校卒業認定試験)が開始される時期に帰らぬ人となってしまいいました。現在ではおばあちゃんの娘、ビビアンさんと暮らしています。
残念ながらこうした孤児のお話は、コロゴッチョでは珍しいことではありません。それでもマイケル君は、優しいおばあちゃんに報いるために勉強を頑張り、2018年のKCPEでアマニ教育センタートップの307点をマーク。見事に公立のセカンダリースクールの切符を手にしています。
今回、マイケル君の頑張りに報いるため、そして何より孤児だったマイケル君を拾ってここまで育てられたおばあちゃんの意志に応えるため、LBI希望基金ではマイケル君の学費をすべて賄うことにマイケル校長先生をはじめ、現地のスタッフ全員の総意で決まっています。
機械をいじるのが好きで、将来はエンジニアになりたいとの夢を持つマイケル君。ぜひ、セカンダリースクールでもアマニ教育センターの代表としてがんばって、夢をつかんでください!!
LBIは、貧しいスラムに暮しながら精一杯日々頑張っている女性たち、子どもたちとともに2019年も歩んで参ります。本年もご支援とご指導、ご協力賜りますようどうぞよろしくお願いいたします!